お勧め‼︎コーヒー生産国Top 5
- 世界の美味しいコーヒー -
2022.03.22

– memo-
ブラジル
エチオピア
コロンビア
グアテマラ
インドネシア
ブラジル
ブラジル産コーヒーは、年間で200~300万トンも生産されており、世界中のコーヒー豆生産量の約3分の1がブラジル産です。コーヒー大国のブラジルの豆は日本でも広く普及している定番のコーヒーのひとつで、酸味やコクなどがバランスがとれた味わいが特徴的です。
そんなブラジル産のコーヒーにまつわるエピソードを解説します。
ブラジル産のコーヒーは、サントス港から輸出される事から「ブラジル・サントス」というブランド名で呼ばれる事が多いです。ブラジル産コーヒーの栽培は、18世紀中頃にスリナム経由でブラジルのパラー州にコーヒーの木が植えられた事から始まったと言われています。
|ブラジル産コーヒーの特徴
ブラジルコーヒーの味というと、程よい苦味と爽やかな酸味、コクも感じられ癖がなくあっさりとした後味です。焙煎度によっても変わってきますが、ブラジル産コーヒー豆の基本的な味わいは、酸味はやわらかめでナッツやチョコレートの様な甘い香りです。
味や香りのバランスが良い事から「スタンダード」とされています。ブラジルと他のコーヒー豆を比べて、苦み、酸味、香り、コクはどうか、と判断されブランドを位置づけするために用いられます。
この様に癖が少ないことから、コーヒーに慣れていない方に勧められる事も多いです。
ブラジル産の豆は、最高級品質の「アラビカ種」です。アラビカ種は繊細な品種のため天候によってすぐに枯れてしまいます。ブラジルコーヒーは高級ブランド志向ではなく、コーヒーの「ポピュラーさ」を重視しています。
しかし、最近はスペシャルティコーヒーが人気な事から、精製、出荷までの工程管理をしっかり行って生産する流れが出てきています。コーヒー農場もコーヒー豆の量だけでなく質も重視するようになっています。
エチオピア
エチオピアは、コーヒーの発祥地やコーヒー大国と呼ばれることも多く、生産量は世界で第7位の26万tほどですが、アフリカの中では1位で、生産量の50%が国内で消費されているのも大きな特徴です。
複数人でコーヒーを楽しむ「ブンナ(コーヒー)・セレモニー」という風習があるほど、コーヒーが深く風習と関わっています。
|エチオピア産コーヒーの特徴
エチオピア産のコーヒーの特徴は、なんといってもその甘みとフルーティーな香りです。コーヒーは、苦みや酸味の強さをイメージすることが多いのですが、エチオピア産のコーヒーはドリップしているときからしっかりとした香りがあり、ワインやスパイスのように例えられることもあります。
そのため砂糖やミルクなどを入れず、ストレートで飲むのがおすすめです。甘みと酸味のバランスがよく、みずみずしさを堪能できます。
|モカってなに?
コーヒーショップに行くと、モカコーヒーというメニューがあります。
これはエチオピア産のコーヒー豆を使ったコーヒーのことで、モカはもともとイエメンの都市名でしたが、イエメンにあったモカ港から、エチオピアやイエメンのコーヒー豆を一緒に輸出していました。そのため、そのコーヒーをモカコーヒーと呼ぶようになったのです。
|イルガチェフ村のコーヒー
エチオピア産コーヒーの中でも、「ハラ―」や「シダモ」という地区で作られるものが有名です。特にシダモ地区で標高2000mを超えるイルガチェフェ村で作られるコーヒー豆は、日本でもブランド豆として売られています。
花のような香りがあり、風味も複雑で、独特の味わいがあります。品質の高さから、一度飲むと病みつきになるほど魅力的なコーヒーの1つです。
コロンビア
日本人には「エメラルドマウンテン」や「スプレモ」などの名前で親しまれています。
豊かな甘みと癖の少ない強い苦味が特徴的で人気があります。
特に、日本は深煎りを好む方が多いためコロンビアのコーヒーと強い苦味が人気の高い理由の一つです。
コロンビアは、世界第三位のコーヒー豆の生産量を誇り、全体の1/4である300万人以上がコーヒー関連の仕事についているほどのコーヒー大国です。
コロンビアのコーヒーは、アンデス山脈による寒暖差と降雨量の多い、コーヒー栽培に適した自然環境によって生育されています。
土地面積が南北に広がり、各地で雨期・乾期が異なっており、通年でコーヒー豆を収穫することができます。
ほとんどが小規模農園で生産されているため、栽培から収穫のほとんどが人の手によって行われています。
また、古くからブラジルの差別化を意識し高品質コーヒーの生産を目指し栽培されていったそうです。
コロンビアのコーヒーでは、コーヒー三角地帯と呼ばれる地域が産地量の大多数を占めています。
その地域はキンディオ、リサルダ、カルダスですが、コーヒートライアングルとも呼ばれ、2011年に世界文化遺産に登録されています。
|コロンビア産コーヒーの特徴
コロンビアのコーヒー豆は、大きさでグレードが決まります。一番大きく高品質とされるグレードは「スプレモ」と呼ばれ、エメラルドマウンテンと並んで有名なブランド名です。
マイルドな口当たりで、ナッツのような甘みと濃厚なコク、スッキリとした苦味のあるバランスの良いコーヒーです。
グアテマラ
グァテマラは中米最高峰4000m越えの山岳地帯に位置し、火山灰の土壌と温暖な気候によって美味しいコーヒー豆を栽培する条件が整っています。
グァテマラのように標高が高ければ高いほど、昼間と夜で寒暖差が激しくなります。
その環境のおかげで豆はゆっくりと育ち、実が固くしまり美味しいコーヒーが生産できます。
グアテマラ産のコーヒー豆は、シングルオリジンを取り扱うコーヒーショップなどで人気の高い銘柄です。シングルオリジンとは単一種の苗木から収穫されたコーヒー豆だけを使用することを言います。つまり、品種本来の味を楽しめるのが特徴です。
|グアテマラ産コーヒーの特徴
日本で昔から根強い人気の高いコーヒーです。
苦みと酸味のバランスが丁度よく、果物のような酸味と花のような甘い香り、コクを感じられるコーヒーです。
コーヒーショップでも人気が高く一度飲んだらやみ付きになってしまいます。
力強く優しい味と余韻を感じられる甘みを合わせもったコーヒーとして、固定ファンも多いです。
インドネシア
最後にご紹介するのが、インドネシアコーヒー。
あまりコーヒーのイメージがないインドネシア。
「インドネシアコーヒー?聞いたことがないな……」という人でも、「マンデリン」や「ジャワコーヒー」なら聞いたことがあるのではないでしょうか?これらのコーヒーはすべてインドネシアコーヒーです。
多くの島からなるインドネシアコーヒーは、栽培される島によって豆の個性も多種多様で、産地の違うインドネシアコーヒーを飲み比べてみるのもおもしろいです。
インドネシアではロブスタ種を主に栽培していますが、スマトラ島には標高4000m以上の高地もあり良質のアラビカ種「マンダリン」の産地にもなっています。
|インドネシア産コーヒーの特徴
実は、世界有数のコーヒー大国であるインドネシア。
インドネシア産とは知らなくてもコーヒーの名前は知ってる人も多かったのではないでしょうか?
栽培地によっていろいろな風味や味を楽しめるのも、楽しみの1つです。それぞれの原産地で記事も書こうと思っておりますのでその時に深掘りしていきます。
日本にもたくさんインドネシアコーヒーが出回っていますので、ぜひいろいろな種類のコーヒーを飲み比べてみてくださいね。
きっと、自分にぴったりのインドネシアコーヒーが見つかります!

まとめ
今回は、コーヒー初心者の方でも知っておいて損はない、王道の情報を簡単にまとめてみました。その国のことが分かればもっとコーヒーが楽しくなります。
TSUBOCOFFEEは、他にも美味しいコーヒーの淹れ方やコーヒーの効果についての解説などコーヒーに関する記事をあげております。また今回おすすめした5選をもっと深掘りしてご紹介しますのでお楽しみに!
オリジナルブレンドのコーヒー豆の販売やTaro’s Familyの商品の販売もしておりますので是非こちらもよろしくお願いいたします。
TSUBOCOFFEEオリジナルキャラクターのTaro’s Familyの簡単な紹介はサイドバーでご覧ください。
お勧め‼︎コーヒー生産国Top5 -世界の美味しいコーヒー-
2022.03.22

– memo-
ブラジル
エチオピア
コロンビア
グアテマラ
インドネシア
ブラジル
ブラジル産コーヒーは、年間で200~300万トンも生産されており、世界中のコーヒー豆生産量の約3分の1がブラジル産です。コーヒー大国のブラジルの豆は日本でも広く普及している定番のコーヒーのひとつで、酸味やコクなどがバランスがとれた味わいが特徴的です。
そんなブラジル産のコーヒーにまつわるエピソードを解説します。
ブラジル産のコーヒーは、サントス港から輸出される事から「ブラジル・サントス」というブランド名で呼ばれる事が多いです。ブラジル産コーヒーの栽培は、18世紀中頃にスリナム経由でブラジルのパラー州にコーヒーの木が植えられた事から始まったと言われています。
|ブラジル産コーヒーの特徴
ブラジルコーヒーの味というと、程よい苦味と爽やかな酸味、コクも感じられ癖がなくあっさりとした後味です。焙煎度によっても変わってきますが、ブラジル産コーヒー豆の基本的な味わいは、酸味はやわらかめでナッツやチョコレートの様な甘い香りです。
味や香りのバランスが良い事から「スタンダード」とされています。ブラジルと他のコーヒー豆を比べて、苦み、酸味、香り、コクはどうか、と判断されブランドを位置づけするために用いられます。
この様に癖が少ないことから、コーヒーに慣れていない方に勧められる事も多いです。
ブラジル産の豆は、最高級品質の「アラビカ種」です。アラビカ種は繊細な品種のため天候によってすぐに枯れてしまいます。ブラジルコーヒーは高級ブランド志向ではなく、コーヒーの「ポピュラーさ」を重視しています。しかし、最近はスペシャルティコーヒーが人気な事から、精製、出荷までの工程管理をしっかり行って生産する流れが出てきています。コーヒー農場もコーヒー豆の量だけでなく質も重視するようになっています。
エチオピア
エチオピアは、コーヒーの発祥地やコーヒー大国と呼ばれることも多く、生産量は世界で第7位の26万tほどですが、アフリカの中では1位で、生産量の50%が国内で消費されているのも大きな特徴です。
複数人でコーヒーを楽しむ「ブンナ(コーヒー)・セレモニー」という風習があるほど、コーヒーが深く風習と関わっています。
|エチオピア産コーヒーの特徴
エチオピア産のコーヒーの特徴は、なんといってもその甘みとフルーティーな香りです。コーヒーは、苦みや酸味の強さをイメージすることが多いのですが、エチオピア産のコーヒーはドリップしているときからしっかりとした香りがあり、ワインやスパイスのように例えられることもあります。
そのため砂糖やミルクなどを入れず、ストレートで飲むのがおすすめです。甘みと酸味のバランスがよく、みずみずしさを堪能できます。
|モカってなに?
コーヒーショップに行くと、モカコーヒーというメニューがあります。
これはエチオピア産のコーヒー豆を使ったコーヒーのことで、モカはもともとイエメンの都市名でしたが、イエメンにあったモカ港から、エチオピアやイエメンのコーヒー豆を一緒に輸出していました。そのため、そのコーヒーをモカコーヒーと呼ぶようになったのです。
|イルガチェフ村のコーヒー
エチオピア産コーヒーの中でも、「ハラ―」や「シダモ」という地区で作られるものが有名です。特にシダモ地区で標高2000mを超えるイルガチェフェ村で作られるコーヒー豆は、日本でもブランド豆として売られています。
花のような香りがあり、風味も複雑で、独特の味わいがあります。品質の高さから、一度飲むと病みつきになるほど魅力的なコーヒーの1つです。
コロンビア
日本人には「エメラルドマウンテン」や「スプレモ」などの名前で親しまれています。
豊かな甘みと癖の少ない強い苦味が特徴的で人気があります。
特に、日本は深煎りを好む方が多いためコロンビアのコーヒーと強い苦味が人気の高い理由の一つです。
コロンビアは、世界第三位のコーヒー豆の生産量を誇り、全体の1/4である300万人以上がコーヒー関連の仕事についているほどのコーヒー大国です。
コロンビアのコーヒーは、アンデス山脈による寒暖差と降雨量の多い、コーヒー栽培に適した自然環境によって生育されています。
土地面積が南北に広がり、各地で雨期・乾期が異なっており、通年でコーヒー豆を収穫することができます。
ほとんどが小規模農園で生産されているため、栽培から収穫のほとんどが人の手によって行われています。
また、古くからブラジルの差別化を意識し高品質コーヒーの生産を目指し栽培されていったそうです。
コロンビアのコーヒーでは、コーヒー三角地帯と呼ばれる地域が産地量の大多数を占めています。
その地域はキンディオ、リサルダ、カルダスですが、コーヒートライアングルとも呼ばれ、2011年に世界文化遺産に登録されています。
|コロンビア産コーヒーの特徴
コロンビアのコーヒー豆は、大きさでグレードが決まります。一番大きく高品質とされるグレードは「スプレモ」と呼ばれ、エメラルドマウンテンと並んで有名なブランド名です。
マイルドな口当たりで、ナッツのような甘みと濃厚なコク、スッキリとした苦味のあるバランスの良いコーヒーです。
グアテマラ
グァテマラは中米最高峰4000m越えの山岳地帯に位置し、火山灰の土壌と温暖な気候によって美味しいコーヒー豆を栽培する条件が整っています。
グァテマラのように標高が高ければ高いほど、昼間と夜で寒暖差が激しくなります。
その環境のおかげで豆はゆっくりと育ち、実が固くしまり美味しいコーヒーが生産できます。
グアテマラ産のコーヒー豆は、シングルオリジンを取り扱うコーヒーショップなどで人気の高い銘柄です。シングルオリジンとは単一種の苗木から収穫されたコーヒー豆だけを使用することを言います。つまり、品種本来の味を楽しめるのが特徴です。
|グアテマラ産コーヒーの特徴
日本で昔から根強い人気の高いコーヒーです。
苦みと酸味のバランスが丁度よく、果物のような酸味と花のような甘い香り、コクを感じられるコーヒーです。
コーヒーショップでも人気が高く一度飲んだらやみ付きになってしまいます。
力強く優しい味と余韻を感じられる甘みを合わせもったコーヒーとして、固定ファンも多いです。
インドネシア
最後にご紹介するのが、インドネシアコーヒー。
あまりコーヒーのイメージがないインドネシア。
「インドネシアコーヒー?聞いたことがないな……」という人でも、「マンデリン」や「ジャワコーヒー」なら聞いたことがあるのではないでしょうか?これらのコーヒーはすべてインドネシアコーヒーです。
多くの島からなるインドネシアコーヒーは、栽培される島によって豆の個性も多種多様で、産地の違うインドネシアコーヒーを飲み比べてみるのもおもしろいです。
インドネシアではロブスタ種を主に栽培していますが、スマトラ島には標高4000m以上の高地もあり良質のアラビカ種「マンダリン」の産地にもなっています。
|インドネシア産コーヒーの特徴
実は、世界有数のコーヒー大国であるインドネシア。
インドネシア産とは知らなくてもコーヒーの名前は知ってる人も多かったのではないでしょうか?
栽培地によっていろいろな風味や味を楽しめるのも、楽しみの1つです。それぞれの原産地で記事も書こうと思っておりますのでその時に深掘りしていきます。
日本にもたくさんインドネシアコーヒーが出回っていますので、ぜひいろいろな種類のコーヒーを飲み比べてみてくださいね。
きっと、自分にぴったりのインドネシアコーヒーが見つかります!
まとめ
今回は、コーヒー初心者の方でも知っておいて損はない、王道の情報を簡単にまとめてみました。その国のことが分かればもっとコーヒーが楽しくなります。
TSUBOCOFFEEは、他にも美味しいコーヒーの淹れ方やコーヒーの効果についての解説などコーヒーに関する記事をあげております。また今回おすすめした5選をもっと深掘りしてご紹介しますのでお楽しみに!
オリジナルブレンドのコーヒー豆の販売やTaro’s Familyの商品の販売もしておりますので是非こちらもよろしくお願いいたします。
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