私たちの目指すコーヒー屋

私たちは、西洋から入ってきた珈琲の文化や道具に、日本人独特の “ おもてなし ” や “ ものづくり ” の精神を取り入れ、独自の “ 珈琲の道具の開発 ” や “ 新しい珈琲の文化 ” を創造することを目的とし、珈琲の会社を設立致しました。

生豆から焙煎する過程や焙煎豆を挽き液体となる過程の “ ひとつひとつ ” のプロセスを大切にすることがお客さまへの感動に繋がります。

私たちがオリジナルのコーヒー道具を作り始めてから15年ほどの歳月が過ぎ、完成してからこれまで8年ほど無償でコーヒーを提供し続けてきました。

私たちのコーヒーは、「コーヒーを販売している」というよりは、「体験をご提供している」と意識しており、私たちのコーヒーを体験されたお客様は、時間と空間に癒され、幸せな顔で楽しく帰っていきます。

コーヒーをただ買って飲むだけではなく、焙煎から抽出する時間をお客様と共有し、可愛らしい壺窯の焙煎機が目の前でくるくる回るところに見惚れ、生豆が回転する音、焙煎されていく音と香りに癒され、五感の全てを使いながら味わう淹れたてのコーヒーは、人の心を開き、場を上質なものへと変えてくれます。

このような工程が人と人を結び、その繋がりから新しいことが生まれるものだと、経験を通じて理解しました。

これまでのコーヒーは、美味しく淹れる!焙煎の技術を上げる!と、いった部分に注目されていて、そのプロセスや付加価値に対する部分には、あまり目を向けられていなかったような気がします。

私たちは、もちろん美味しいコーヒーを淹れることに全力を注いでいますが、単にそれだけではなく、お客様との繋がりやプロセスといった部分を特に重視し、新しいコーヒーのスタイルを作っていけると信じております。

人と人との間にあるものがコーヒーであり、その間にある道具と人間が人と人を結び、新しいものを生み出していく。

私たちはそんなコーヒー屋さんを目指しています。